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環境が作り出す共生社会 2014/04/14

NPO法人 CORE 理事

 

かながわ身体障害福祉ネットワーク当事者委員

 

天野 勇司

 

 

 はじめまして。NPO法人COREの天野と申します。  私は今年で44歳。車椅子生活になった時は

 

22歳でした。 人生における車椅子生活が半分を超えようとしています。本当に早いものです。

 

2006年10月に、地域で暮らす重度障害者とヘルパーとでCOREを立ち上げました。

 

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  私は、福祉教育の一環として学校などで話をさせていただくこともあるのですが、

 

常々感じていることがあります。それは、どうして特別に障害福祉を勉強させるのか?

 

ということです。

 

私たちが生きているこの社会にはいろいろな人間がいます。私が子どもの頃、学校内に知的に障

 

害があったり、車椅子を利用している生徒がいました。そんな彼らとどのようにコミュニケーションを取

 

ればいいのか、子どもながらに試行錯誤をしたことを思い出します。

 

彼らがいてくれたお陰で教わることが多く、今となっては感謝しています。そういった生徒が学校内に

 

一緒にいる環境こそが福祉教育であり、学校教育だと思うのです。

  

 

 昨今では、「共生社会」と言われますが、小中高校時代を分離教育で育ち、大人になっていきなり

 

「共生」と言われてもいまいちピンときませんよね。

 

 

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  私は22歳の時、車の自損事故で車いす生活になり、社会に出るまで10年かかりました。

 

病床で 「いつ退院できるんだろうか。早く家に戻りたい。」

 

そう思い続けていたある日、医者に「車椅子を作ります。恐らく君は一生車いすだよ。」

 

と言われました。

 

その瞬間、自分の人生は終わったと思うと同時に、どうやってこれからを生きていこうかと悩みまし

 

た。

  

 今考えると、あの時が自分にとってのターニングポイントだったのでしょう。

 

車いす生活になり、車いすで生活をしていくということの困難さにぶつかりました。たとえば段差。

 

普段歩いていると気付かないほどのちょっとした段差でさえ、乗り越えることのハードなこと。

 

車いすである程度自由に動き回れるようになり、外に出てみます。是非とも食べたいと思い、

 

わざわざ遠出をし、足を運んだ店にたどり着くと「入れるなら食べていけば。」

 

との心無い言葉。大変ショックと憤りを覚えた事など数々の経験が思い出されます。

 

バリアフリーという言葉が社会に溢れている時代においてでさえですよ。

 

しかし、そんなつらい思いばかりではなく、よく通うある店では、入り口の階段にスロープ

 

設置の工事をしてくださりました。凄くうれしい出来事でした。こんな風に、まわりの方々のあたたかい

 

気持ちを感じることが出来るという面はあるのです。

 

 

  私が、当初漠然と描いていたイメージは・・・。普通に仕事をして、出来れば結婚をして家庭を持ち

 

たいということでした。平凡でもいいからそんな生活がしたいと。 「就職したい」と口にはしていました

 

が、正直自信はありませんでした。集団面接に行くも、ことごとく断られ、もう就職は無理だとあきら

 

め、作業所に通ったこともありました。社会は自分を受け入れてくれないんだと卑屈になったりもしま

 

したね。当時は就労支援など今のように充実していなかったですし。

 

 大倉山スイミーさんをはじめてお邪魔した時、一生懸命接客をし、就労に向けた

 

支援を受けアロマをするメンバーさんの姿。ひとりひとりに合った指導を目立たないよう陰ながら支え

 

るスタッフの方々の姿を見て「こんな就労支援があるんだ。」と感銘を受けました。

 

 

 

  最後となりますが、当時を振り返り私が思うこと。明日の自分、来年、5年後の自分・・・

 

漠然とでいいからイメージを持つということ。「こういう風になりたい!」と。

 

それに向かって「あせらず」、「ゆっくり」、「やすみやすみ」、自分の描いたキャンパスに

 

彩りを添えていくこと。 そして、それを積み重ねていけば必ずイメージに近づくと信じています。

 

 

NPO法人 CORE 

 

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かながわ身体障害福祉ネットワーク

 

 

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